その他いろいろ2
早坂さんの作品にまつわるエピソード、疑問点など。
「その他いろいろ1」からのつづきです。
「早坂みけ」こと「三留まゆみ」
早坂さんの漫画にときどき出てくる「早坂みけ」とは、現在、映画評論で有名な「三留まゆみ」さんのことです。
学生時代、アルバイトで早坂さんのアシスタントをしていたそうです。

これがきっかけで、「漫画ブリッコ」で「麻衣子ぉ!」というエッセイ漫画を描くようになったそうです。
この時の漫画はのちに、「いりおもてやまねこなんかこわくない」という単行本になりました。
(1985年12月:白夜書房:いりおもてやまねこなんかこわくない:A5判:表紙)

(1985年4月:白夜書房:漫画ブリッコDX:P245,246)

「アニメック」の紹介記事
「アニメック」で初めて早坂さんが紹介された時の記事です。
なお、使われているイラストは同人誌「フリス」に収録されているものです。
(1982年2月:ラポート:アニメックVol.22:P96)
- 本文 -
フェアリーの絵を描かせたら天下一品の早坂未紀さん。
マイアニメ(秋田書店)で吾妻ひでおさんが連載している「ハイパードール」で、
かつての同人誌作品をネタにパロディを描かれてしまいました。
「全国でわずか500人の人間しか理解できないパロディでしたね」
と照れていた早坂さんは、現在も新作同人誌「エピカル」の原稿執筆に忙しい。
−END−
締め切り破り四天王
「リュウ」Vol.29に各作家の情報を掲載する「ふぁんだむかわら版」というコーナーがあります。
ここに、締め切りの遅い作家4人が「締め切り破り四天王」として紹介されています。
なお、早坂さんはこの後、担当が変わって(早坂みけさんに?)からは早くなったそうです。
(1984年5月:徳間書店:リュウVol.29:P302)
- 本文(一部抜粋) -
特に極悪非道と言われているのが、「プチ・パイ」執筆者である
早坂未紀、水縞とおる、森野うさぎ、かがみあきらの各先生。
編集部では、「締め切り破りの四天王」とよばれているが、このたび、
ふぁんだむかわら版特別取材班は、この4名から、次号「プチ・パイ」7の
しめ切りを厳守する旨の誓約書(?)を入手しここに公開する。
デビュー数作にして四天王の仲間入りをした水縞先生の文面に
「ちかいその3」とあるのは、「プチ・パイ」5、6と2度にわたってみごとに
しめ切りを破ったという事実を暗示している。
森野うさぎ先生の「6度めの正直」は「リュウ」「モーション」「プチ・パイ」
の各誌でしめ切りを破りとおしたという実績を同じく物語っている。
早坂先生の「何度めの正直かな」にいたっては、もうあきれるばかりである。
−END−
恐怖の鉢植え少女
「リュウ」にはマンガ家の近況を紹介するコーナーがありますが、
Vol.32ではマンガ家の知り合いを紹介するのがテーマになっています。
この回で早坂さんは早坂みけさんの事を取上げています。
(1984年11月:徳間書店:リュウVol.32:P302)

−本文−
恐怖の鉢植え少女 −みけ− うちのアシスタントです。
そーいえば以前「室の中がさびしいなあ、観葉植物でもほしい・・・」とかなんとか
ついうっかりもらしてしまったことがあるよーな気がする。それが今では・・・
玄関とベランダが鉢とプランターでうまっている!(本当にうまってるって感じ)
友人知人編集さんは言うにおよばず、有楽町の交番にまで(あのものすごくせまい
一つぼも無いよーな・・・おまわりさんもいいめーわくだ!)あげてしまう。
それでもまだ100鉢以上残っている。(どっちかっつーと、家庭菜園!)
どーなっておるんじゃ!まーおかげで虫やなんかが来るから、ベランダで
ネイチャーフォトができるけど・・・。(むなしい)
−END−
MGM
「ふゅーじょんぷろだくと」の1981年8月号に同年5月に大田区産業会館で行われた
MGM(まんがギャラリーマーケット)のレポート記事が載っています。
この中に「トラブル・メーカー」のメンバーの写真や早坂さんの写真があります。
(1981年8月:ラポート:ふゅーじょんぷろだくと:P11)

上のページの左上に早坂さんの写真があります。

「ふゅーじょんぷろだくと」の紹介記事
「ふゅーじょんぷろだくと」で早坂さんのイラストが紹介された時の記事です。
「麻衣子MIX」に収録されているものと同じイラストです。
(1982年2月:ラポート:ふゅーじょんぷろだくと:P195)

−本文−
同人誌界では高レベルとプロ作家を大量に輩出していることで有名な
「トラブルメーカー」の同人。
東京デザイナー学院卒業後、吾妻ひでお、村上もとかのアシスタントを歴任する。
彼の強味はなんといっても現在のまんが界でうけるための2大要素−可愛いい
女の子と、精密なメカニックの両方とも描けることである。
さらに彼の持つ色彩感覚は、ちょっと余人を寄せつけない高レベルにある。
そんな腕を持ちながらなかなかデビューしない奥床しい人でもある。
そんな彼も82年は前々から「少年ジャンプ」より依頼されていた原稿を完成すべく
頑張るそうであるから、もしかしたら来年は彼の大活躍の年になるかも知れない。
−END−
後に東京デザイナー学院は間違いだと訂正が載りました。
単行本「麻衣子!」の表紙の早坂みけさん
単行本「麻衣子!」の表紙は、よく見ると風景写真が背景に使われています。
この写真は、早坂さんが撮影したもので、谷原のガスタンクの歩道橋です。
歩道橋の上でセーラー服を着て立っているのが、早坂みけさんです。

白丸で囲った部分を拡大してみると・・・。

う〜む、小さすぎてよくわかりませんね・・・(汗)
(情報提供:愛蔵版名無しさん)
「萌」は実在した!?
「レディス・アン」の中に登場する、高根沢家の五女「萌」のモデルは、
当時、原宿で踊っていたロックンロール族の娘だそうです。
実際に水色の水玉模様の服で踊っていたそうです。

後の作品に、ポニーテールの女の子が登場したり、、服や本のデザインに水玉模様が
多用されているのを考えると、この娘の影響をかなり受けているのでは?
(情報提供:愛蔵版名無しさん)
「ロリータマガジン」に掲載された「フリス」
「ロリータマガジン」という雑誌に、早坂さんの同人誌「フリス」の一部が掲載されて
いたそうです。
イラストの余白部分に詩人ジョン・キーツ(John Keats:1795-1821:英)の
詩「つれなき乙女」が添えられています。
(1983年12月:大陸書房:THE・PANTHER12月号増刊号:一部)
(情報提供:619さん)
宇宙船翼飛竜
早坂さんが所属していた同人誌サークル「トラブル・メーカー」のメンバーの中には、
いまいかおる先生のアシスタントをしていた佐々木淳子さんと北浦圭さんがいました。
その2人の合作漫画「白き銀河の果てに」(1977年)に登場する宇宙船のデザインは、
早坂さんによるものです。宇宙船の名前はいまいかおる先生の命名です。
ただし、あくまでもデザインだけで実際描いたのは佐々木淳子さんのようです。
なお、同作品は後に出版された佐々木淳子さんのイラスト集に再録されています。
(1983年11月:新書館:ドリームダスト・メモリー:P61:一部)
(同誌:P93:一部)
(情報提供:732さん)